あんず加工品の老舗、ミナツネのロングセラー駄菓子で、同社の『みつあんず』とならぶ看板商品です。いろいろな食べ方を楽しめるところがとても良いです。
ミナツネ あんずボーとは

老舗ミナツネ謹製
『みつあんず』の記事に書いたように、メーカーのミナツネはなんと大正4年創業というあんず加工の老舗。
ミナツネの現在の商品ラインアップは『みつあんず』『うぐいすあんず』『丸あんず』にこの『あんずボー』が確認できました。いずれもあんず加工品です。
あんずのことなら隅々まで熟知しているメーカーなのですね。

シロップ漬けあんずスティック
あんずボーの特徴は、外観ではスティック状のパッケージになっているいることです。
『みつあんず』では乾燥プルーンふうのあんずがネットリとしたはちみつ入り蜜に包まれており、あんずが主役であることがハッキリしているのですが、あんずボーではたっぷりのシロップに破砕されたあんずが混ぜられている、という印象。
シロップも込みで味わうのがあんずボーを美味しくいただくコツのようです。
食べてみた
凍らせるのが定番
パッケージにも書いてある通り、凍らせて食べるのがメーカーのおススメ。皆さんの声を聞いてもやはり凍らせるのが定番のようですね。


スティック状パッケージはまさにこの食べ方のためのもの。手が汚れず、食べやすいです。

食感はシャリシャリしています。かき氷を固めたような感じ?ガチガチの氷の塊にはなりません。シロップは甘すぎず、あんずの小片と混ざってどこか懐かしい風味。大人でも十分に楽しめます。

単品アイスに比べると少量ですが、ちょっと冷たいものを口にしたいと思った時にはむしろちょうどいい分量かもしれません。暑い夏には箱買いして冷蔵庫に常備したくなりますね。
プレーンヨーグルトに入れる
『みつあんず』でもおススメした食べ方なのですが、シロップ多めのあんずボーではどうなるのか試してみました。

かき混ぜるとこのように。シロップの水分のため、みつあんずと比べてユルメのヨーグルトになります。分量にもよりますが、今回の試食ではそれほどシャバシャバにはならなかったです。

最近のプレーンヨーグルトはコスト削減のためか砂糖の小袋が付いていませんが、シロップが補って程よい甘みになります。あんずの小片と相まっていい感じのフルーツヨーグルトが出来上がりました。合格です!
バニラアイスと抜群の相性
ヨーグルト以外の相棒を考えました。バニラアイスと混ぜたらどうなるか。
値段の割に美味しくて量の多い『スーパーカップ』で試してみました。

まずは中心部を掘ってスペースを作ります。後で気づきましたが、もっと思い切り掘った方が良いです。

そこにあんずボーの中味を投入!あんず池が出来ました。どうです、イイ感じでしょう?ジャム入りアイスのパナップを思い出しました。

スプーンであんず池周辺のアイスを崩しながら食べます。

これが大正解!
スーパーカップは量が多いので最後のほうちょっと飽きてくるんですが、あんずボーを混ぜる分量を変えることでひとさじごとに味変させることができるのです。飽きずに最後まで楽しめました。
ヨーグルトではプレーンヨーグルトの酸味を中和する方向で働いたあんずが、バニラアイスとのコンビネーションではむしろフルーツらしい酸味のアクセントを加える効果を発揮しました。こちらも合格です。
皆さんもぜひお試しください!