昔ながらのお菓子って、ふとした時に食べたくなりませんか?駄菓子屋さんや観光地で見かけると、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれるアレ。そう、「ボンタンアメ」です。
目次
ボンタンアメとは
オレンジ色のパッケージ、もちっとした食感、そして謎の透明フィルム。
でも、意外と知らないことも多いのでは?
今回はクイズ形式で、ボンタンアメの魅力を深掘りしてみましょう!
第1問:そもそも「ボンタン」って何?
- A. 特製の飴の名前
- B. 南国の果物
- C. フランス語で“おいしい飴”
正解は……
B. 南国の果物!

「ボンタン」とは、文旦(ぶんたん)という柑橘類のこと。
特に九州南部でよく栽培されていて、グレープフルーツより大きくて、香りが良く、爽やかな甘みが特徴です。
ボンタンアメはこの文旦の果汁と香りを活かして作られたソフトキャンディ。
まさに南国の風を感じる一粒ですね。
第2問:ボンタンアメの誕生はいつ?
- A. 明治時代
- B. 大正時代
- C. 昭和時代
正解は……
B. 大正時代!
ボンタンアメが誕生したのは1924年(大正13年)、つまり100周年を迎えた超ロングセラー!
製造元は鹿児島県に本社を構えるセイカ食品株式会社。
当初は鹿児島限定の販売でしたが、昭和30年代から全国展開され、日本中で親しまれるお菓子となりました。

第3問:あの透明のフィルム、食べてもいいの?
- A. 食べちゃダメ!飴を包んでいるセロファン
- B. 食べられる!でも本当は剥がして食べるもの
- C. 食べられる!実はれっきとした“オブラート”
正解は……
C. 食べられる!実はれっきとした“オブラート”
あのフィルム、実はでんぷんから作られたオブラート。
手にくっつかないように、そして保存しやすいようにと工夫されたものなんです。
初めて食べた人は「フィルム剥がすの忘れた!」と焦りがちですが、そのまま口に入れてOK。
まるで魔法みたいに、すっと溶けていくのも不思議な楽しさですよね。

第4問:ボンタンアメには姉妹商品がある?
- A. ない。一子相伝の味
- B. ある。レモンアメとライムアメ
- C. ある。特に有名なのは「兵六餅」
正解は……
C. ある。特に有名なのは「兵六餅」
「兵六餅(ひょうろくもち)」も、セイカ食品が誇るロングセラー。
こちらもオブラートに包まれたもちもち食感のお菓子で、きな粉風味と小豆の甘さが絶妙です。
ちなみに「兵六」とは、鹿児島の郷土小説『椋鳩十(むくはとじゅう)』に登場する英雄の名前。
どちらも鹿児島生まれの味なんですね。
第5問:ボンタンアメの派生商品はどれ?
- A. ボンタンアメ味のアイス
- B. ボンタンアメのお酒
- C. ボンタンアメキャンディ(ハードタイプ)
正解は……
B. ボンタンアメのお酒
「大人だけが味わえるボンタンアメのお酒」が実在しています。ただし製造は本坊酒造株式会社。ライセンス製品ですね。本坊酒造のサイトではこんなふうに紹介されています。
鹿児島の銘菓「ボンタンアメ」がお酒になりました。今も昔も変わらないクラシカルなデザインのパッケージと、ボンタン甘酢っぱさがほのかに香る味わいそのままに「ボンタンアメ」の風味をイメージして造ったお酒です。南国の灼熱の太陽を浴びてすくすく育ったボンタン。大きな果実の豊かな風味とさわやかな香りの飲み心地がお口の中に広がります。冷やしてストレートで、またはロックや炭酸割りでお楽しみください。
最終問題:あなたの「推しボンタンアメの食べ方」は?
これは正解ナシの自由回答。
冷蔵庫で少し冷やしてから食べる人もいれば、お茶と一緒にのんびり味わう人も。
ボンタンアメは、どこかほっとする、そんなひとときを与えてくれる不思議なお菓子です。

管理人のつぶやき
アメというといわゆる「ハードキャンディー」を想像しますが、ボンタンアメは餅菓子の一種。和製グミと呼べるかもしれません。なので、「舐める」のではなく「噛んで」食べるのがお作法なんですが、グミと違うのは粘着力が強いこと。原材料にもち米が使われているので当然ですね。
キャラメルほどではありませんが、歯のかぶせものがとれてしまうことも。そんな苦い思い出も蘇ってくる甘~いお菓子なのでした。