カーリー・サイモン – セクシーな口元も魅力的な70年代を代表する女性シンガー

リンダ・ロンシュタットやキャロル・キング、ジョニ・ミッチェルらと並んで1970年代のアメリカを代表する女性シンガーのひとりです。特徴的な口元からは明るくエネルギッシュなセクシーさが感じられます。

カーリー・サイモン/Carly Simonとは

カーリー・サイモンのスパイ
8枚目のアルバム『SPY』

生粋のニューヨーカー

カーリー・サイモンは1943年、大手出版社の創業者の次女としてニューヨーク北部のブロンクスで生まれました。恵まれた家庭で何不自由なく育ち、1964年に姉のルーシーとフォーク・デュオのサイモン・シスターズを結成。ミュージシャンとしての歩みを始めます。

デュオは2年後に解散し、カーリーはソロ・シンガーとして活動することに。1971年にデビューアルバム『Carly Simon』をリリースしますが、そこからシングルカットされた『幸福のノクターン』と、続く2枚目のアルバム『アンティシペイション』からの同名シングルカットも連続スマッシュヒットとなり、カーリーはグラミーの最優秀新人賞を受賞。順調にキャリアをスタートしました。

デビューシングル『幸福のノクターン』

2枚目のアルバム『No Secrets』で全米1位を獲得

1972年にリリースした3枚目のアルバム『No Secrets』はカーリーの名声を確固たるものにした歴史的名盤です。シングルカットされた『うつろな愛(You’re So Vain)』はアルバムとともに全米1位に輝くカーリーの代表作となりました。

『うつろな愛(You’re So Vain)』

このアルバムには『うつろな愛』でミック・ジャガーがバックボーカルで参加しているのが有名ですが、実は他にも大物アーティストが関わっていました。

『うつろな愛』のベースはイギリスのバンド、マンフレッド・マンのクラウス・フォアマンが弾いています。また『Night Owl』にはポールとリンダのマッカートニー夫妻が、そして『Wanted So Long』ではのちに夫となるジェームズ・テイラーがコーラスで参加していました。

JTとの結婚そして別れ

『No Secrets』リリース後の1972年11月、カーリーはアルバム制作にも大いに関わっていたジェームス・テイラーと結婚します。アーティスト同士の結婚は得てして個性のぶつかり合いから短命に終ることがあるものですが、彼らはロック界きってのおしどり夫婦とも呼ばれるほど仲がよく、アルバムにも幸せな結婚生活、そしてふたりのもとに誕生した新しい命への慈愛に満ちた楽曲が盛り込まれていました。

しかし幸せは永遠には続かず、1983年に離婚。アーティストとしてそれぞれの道を歩むことになりました。

4枚目のアルバム『ホットケーキ』から『愛のモッキンバード』

管理人のつぶやき

カーリー・サイモンの魅力は歌もさることながら、あの大口が少しもファニーではなく、むしろ明るいセクシーさの象徴であるかのような魅力を放っているところが最高です。

『You’re So Vain』でバックボーカルに入ったミック・ジャガーもなかなかのビッグマウスですが、さらに上を行くスティーブン・タイラーに近いかもしれませんね。

日本でビッグマウスの女性シンガーと言えば研ナオコさんでしょうか。彼女はドリフなんかのバラエティ番組では容姿をチャカされていた印象ですが、決してブスではないですね。個性があって魅力的だし歌唱力もバツグンでした。

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