トミー(現・タカラトミー)が1975年より順次シリーズ展開した携帯ゲーム玩具です。ポケットに入る大きさで手軽な価格のゲームとして人気を博しました。バリエーション豊富でポップなデザインも魅力的。現在ではコレクターズ・アイテムになっています。
目次
タカラ ポケットメイトとは

持ち運べるゲーム
まだ手頃な価格の電子式ゲームがなかった1970年代半ば。ゲームといえばトランプや花札などのカードゲーム、人生ゲームやモノポリーに代表されるボードゲーム、それに将棋やオセロなどの盤ゲームが定番だったと言えるでしょう。いずれも基本的にはふたり以上の人数で、床や畳の上に広げたり、テーブルに置いて遊ぶものでした。
タカラが1975年(昭和50年)に発売した「ポケットメイト」は、そんなゲームの常識をくつがえす、持ち運べてひとりでも楽しめるゲームでした。ゲームのモバイル化・パーソナル化という、今日のスマホのゲームアプリに繋がる流れをつくったと言うことができます。
豊富なバリエーション
ポケットメイトの魅力のひとつは、バリエーションの豊富さです。いったい全部で何種類あるのか、諸説あって正確なところはわかりません。初期のシリーズは20種類ほどで、その後新機種を追加しながら30種類以上に増殖。マクドナルドやディズニー、少年マガジンなどとのコラボバージョンまで含めると実に100種類は優に超えるほどだったようです。
パッケージに印刷されたラインアップを見てみましょう。野球ゲーム、ダービーゲーム、レーシングゲーム、アレンジゲーム、ゴルフゲーム、将棋など不動のレギュラーがある一方、ところどころ入れ替えがあったことがわかります。ブローダートとビートアップゲーム、D51ヨーヨーは早々に姿を消したようです。不人気だったのでしょうか。コレクターとしてはむしろ廃盤のほうが気になりますね。




管理人のコレクションより
では、ほんの少しですが管理人が集めたポケットメイトを披露しましょう。
野球ゲーム
記念すべきポケットメイトの第一弾。これを手に入れずしてポケットメイトは語れません。銀玉をバネで弾く仕掛けがその後のバリエーションにも多く共通する基本形。
弾いた銀玉が入った穴に応じて、ヒット~ホームランまでランナーに見立てた玉を手動のレバーで親類させます。みごとホームインするとスコア枠に球が溜まるという仕組み。野球盤とは違い、ピッチャーはいません。打撃オンリーです。


将棋
モバイル化した盤ゲームというパターンです。駒はずいぶん縦長というか厚みがあってマス目にしっかり刺さるようになっているため、揺れてもズレることがありません。電車やクルマなど移動空間でも将棋が楽しめる、実用性の高さが特長です。

ちなみに、マス目の下にはクッションのスポンジが入っていたのですが、経年劣化でボロボロになっていたため取り除きました。そのままだと駒が沈み込んで取り出しにくくなるため、小さな角型ビーズを瞬間接着剤で貼り付けて駒の支えにしました。

ゴルフゲーム
銀玉は使いますが、ばね仕掛けではありません。指でゴルフクラブを持ち上げ、慣性で玉を弾き飛ばします。ゴルフの動作そのものですね。池ありバンカーあり。いろいろなコースを造ることができるのも本物のゴルフっぽくて面白いです。直線コースならホール・イン・ワンも狙えますね。


レーシングゲーム
ダイヤルを回してレーシングカーを競争させるゲーム。マシンがときどき予想外な動きをするのが楽しいです。ダイヤルは指で回すのが案外難しいので、ペンなどを使った方が良いです。デザイン違いの「ダービーゲーム」がありました。


アイムトラップゲーム
タイマー付きのゲームです。左側のタイマーを20の位置にセットし、銀玉をAの位置に置たらゲームスタート。ゴールのBを目指して本体を前後左右に傾けながら銀玉を進めます。タイムアップになると青いボードが上昇して銀玉が動けなくなります。その時の位置で点数が決まるというルール。上達してきたらタイマー設定を短くします。スリルが味わえてなかなか楽しめます。


スピンアップボール
これはシンプルにスマートボールですね。ちょっとシンプル過ぎてあまり面白くありません。


クレージーマシンガン
凝ったビジュアルとギミック感のある仕掛けが面白そうです。ギャングの乗ったクルマめがけてマシンガンをぶっ放します。命中するごとにクルマが隠れ家と思しき小屋に近づきます。隠れ家に追い詰めるのがゴールらしいのですが、そのストーリーがちょっとよくわかりません。


管理人のつぶやき
ゲーム性はどれも正直なところ大したことなくて、熱中するというほどでもありません。集めたくなるのはポップなデザイン故ですね。
全種類集めるつもりはないのですが、特に入手したいと思っているのは「フィールドアスレチック」と「黒ひげ危機一髪」。前者はゲーム性が結構高いような気がしていて。後者はまだ見たことがないのですが、あの名作ゲーム「黒ひげ危機一髪」をポケットメイトでどう再現したのか非常に興味あります。いつか手に入れようとオークションを日々チェックしています。


