仮面ライダーシリーズ、テレビ番組としては第三弾、ライダーとしては5人目にあたる仮面ライダーXとその愛車・クルーザーです。ライダーもメカニカルルックならバイクもメカ満載です。
仮面ライダーX(エックス)とは

武器を持った初めてのライダー
仮面ライダーの攻撃は、ライダー1号から伝統の必殺ライダーキックを決め技に、パンチやチョップ、投げ技など肉弾戦と相場が決まっていました。なかには引っ掻きや噛みつきといった野性味あふれる技が得意だったライダーもおりましたが、あくまでも素手で闘う、が基本フォーマット。まかり間違ってもスペシウム光線など放つことはありませんでした。
ところが、突然変異的にこの掟を破るライダーが現れたのです。それが手持ちの武器をもった初めてのライダーとして知られる仮面ライダーX(エックス)なのです。

進化した様式美
変身の儀式もずいぶんと念の入ったものでした。
ところがしかし、あまりにも手間のかかる手順だったため、シリーズの途中から簡素化されてしまいました(ストーリー的にはパワーアップ改造の結果)。まぁあまり悠長に変身していたら敵にスキを与えてしまいますからね。これは理解できます。
このあたりはニッポン製造業お得意のカイゼンにも通じますね。時あたかもオイルショックの時代でしたし。
簡素化されたといっても、「セッタップ(set up)」のかけ声で始まり最後に「パーフェクター」と呼ばれるアイテムをアゴというか口に装着して完成するところは踏襲されました。
バイクもハイテク装備
このメカメカしいバイクがまた良いのです。 名前は「クルーザー」又の名を「白い弾丸」。

深海開発用改造人間・カイゾーグ用に開発されたバイクですから、水中はもちろん得意。
動力は1500万馬力を誇るターボプロップエンジンで、プロペラの推進力によって陸上では最高時速なんと700キロ。さらに空中を旋回して敵を翻弄したり、すさまじい旋風を起こして攻撃することもできました。バイクというよりはハイテク装備の戦闘マシンですね。

まさにビッグ・ボス登場
写真がないのが残念ですが、作品の後半に登場する敵の大幹部がおもしろかったです。
その名は巨大ロボット「キングダーク」。
何がおもしろいかって、いつもアジトの中でほおづえついて寝ころんだポーズなんです。そんなふざけた格好で部下に厳しい命令を下していたんですね。もしかしたらアジトが狭くて立ち上がれなかったのかもしれませんが。「ボス、決して起き上がらないでください!」とか言われていたりして。
最後は立ちあがって仮面ライダーと闘うのですが、体内に潜んでいた本当の支配者、呪博士がライダーによって倒されるとあえなく自爆という結末。圧倒的な存在感の割にはあっけない最期を迎えたのでした。
データ
- 放映:1974年2月〜10月
- テレビ局:NETテレビ系列
- 放映回数:35回
- 主演:速水 亮
管理人のつぶやき
歴代仮面ライダーの登場順を正確に覚えているのは、正直なところライダー3号ともいうべきV3までですね。次の4号には「ライダーマン」をカウントするかどうかは微妙なところですが、仮にカウントするとして5号は誰だったか。
実は仮面ライダーXが5号にあたるわけなんですが、今回の記事を書くまではてっきりアマゾンが5号だと思っていました。次がストロンガーでXはその後、みたいに勘違いしていました。
アマゾンがあまりにクセが強かったのと、ストロンガーもカブト虫っぽい外観や電波人間タックルなる女ライダーが登場するなどで記憶に強く残り、ライダーXの存在がすっかり霞んでしまっていたのかも。まぁ人間の記憶なんてそんなものかもしれませんね。


