スケトウダラのすり身シートに蒲焼ふうの味付けを施した駄菓子。菓道が販売する「太郎」と名の付く駄菓子のうち最も売れ筋とされています。
蒲焼さん太郎とは

駄菓子としては比較的新しい
蒲焼さん太郎は駄菓子メーカーの菓道により1982年に発売されました。1982年と言えば昭和57年ですから、昭和38年生まれの管理人にとっては新しい駄菓子といえます。
駄菓子が日常生活に溶け込んでいる年代は、だいたい小学生からせいぜい中学生まででしょう。昭和57年の管理人は高卒して浪人してた時期でしたから、駄菓子とはすっかり縁遠くなっていたはず。なので、いまパッケージを見ても懐かしさは感じませんでした。大人になってからコンビニで買ったことはありますね。
魚のすり身が主原料
蒲焼を名乗るだけあって、主原料は魚のすり身です。魚とはスケトウダラのことらしいです。そこイカの粉末を混ぜてうま味をアップさせています。
薄く伸ばして板状にしたすり身に、しょうゆやみりんなどで蒲焼ふうに味付けしてあります。特上の蒲焼をイメージさせる写真はなかなかのものですが、中身とのギャップも特大。

豊富なバリエーション
すり身の板自体は淡泊な味なので、調味料次第でいくらでも味のバリエーションを増やすことが出来ます。実際に「焼肉さん太郎」「酢だこさん太郎」「のし梅さん太郎」「わさびのり太郎」など、かなりのワイドレンジに兄弟姉妹が存在しているのです。

食べてみた
一緒に購入した「焼肉さん太郎」と食べ比べてみましょう。写真はどちらも美味そうです!

中身はどうでしょうか?うーん貧相。しかもほとんど見分けがつきません… ちなみに上が「蒲焼さん太郎」です。

まずは蒲焼さん太郎から。
まったりと甘しょっぱいタレ。蒲焼と言われればそんな気がしないこともないですが、噛んでいるうちにタレの味はすっかり流れ去り、すり身の風味だけが残りました。噛み応えは結構あります。
次に「焼肉さん太郎」です。
こちらはパッケージに「ピリ辛だよ!」と書いてあります。ん?蒲焼とどこが違うの??というファーストインプレッションですが、ジワジワと辛味が主張し始めました。なるほど、これは焼肉のタレにコチュジャンを入れたイメージなんでしょうね。はやりタレの風味が早々に消え去るとスケトウダラの味わいが口中を満たすのでした。
この勝負、引き分けとします。
データ
- メーカー:株式会社菓道
- 原材料:魚肉すり身、小麦粉、イカ粉、しょうゆ、みりん、砂糖、香辛料/調味料、カラメル色素、甘味料
- 内容量:1枚

管理人のつぶやき
近所のスーパーで購入したのですが、1枚なんと15円。この値段は子どもの頃の駄菓子の相場観とそう違いません。いまどき10円台で買えるものなどほとんどないのに立派です。企業努力に拍手ですね。とはいえ、オートメーション化された工場での大量生産だからこそ可能なわけで、家族経営の零細企業には厳しい時代になりました。
ふと思い出しましたが、「キャベツ太郎」というスナック系駄菓子を取り上げたことがありました。あちらもメーカーは菓道でした。どうやら「~~太郎」というネーミングがお好きなようで、調べてみるとあるわあるわ…
- 餅太郎
- ビーフジャーキー太郎
- のしいか太郎
- 甘いか太郎
- どーん太郎
- チョコ太郎
- お好み焼きさん太郎
- ラーメン屋さん太郎
- 玉葱さん太郎
他にもまだあるようですがこの辺で。
面白いことに「さん」付けのものとそうでないものがありますね。語呂によるのでしょうか。このテキトウ感もなんか駄菓子らしくて楽しいです。

